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ワクチンで防げる感染症は、ワクチン接種で防ぎましょう。

 ワクチンには日本小児科学会等が推奨する接種に適当な標準月齢(年齢)があり、接種を開始する月齢(年齢)や接種回数を守ることが大切です。

 具体的な接種スケジュールは当院へご相談ください。

​ 当院では保護者の同意があれば、複数のワクチンを同時に接種することが可能です(同時接種)。

​ 近年は新しいワクチンの導入、任意接種(自費あるいは一部助成)から定期接種(全額助成、予防接種法で規定)への切り替えなど、ワクチンを取り巻く状況はいろいろと変化しています。必要なワクチンを必要な回数だけ接種しているかを、とくに入園前、就学前、親元を離れる前などの適当な時期に母子手帳などでご確認ください。もし、わからないことや心配なことがありましたら当院までご相談ください。

 定期接種あるいは任意接種によるワクチンは病気から守るためには、どちらも同じように必要です。任意接種ワクチンは接種しなくても大丈夫という考えは正しいとはいえません

予防接種についてお知らせ

#1 2018年(平成30年)度の高齢者肺炎球菌ワクチン(商品名:ニューモバックス)接種が始まります。

 期間:2018年7月2日(月)〜2019年3月30日(土)

 対象者および接種方法:65歳以上の高齢者、定期接種(国による助成制度)と任意接種(松本市による独自の助成制度)があります。

 

#2 小児用肺炎球菌ワクチン(商品名:プレベナー)について、とくに5歳未満のお子さんをお持ちのご家族の方へ。

 2013年11月より7価(7種類の型をカバー)から新たに6つの型に対する免疫ができる13価(13種類)に変わりました。これにより、約30%多く原因となる型をカバーできます。必要な回数を接種し終わっているかご確認ください。

 従来の7価ワクチン接種済みのお子さんを対象に、13価ワクチンを接種することを「補助的追加接種」といいます。任意接種ですが、接種しておくと予防の範囲が広がります(5歳未満が対象です)。なお、1回でも13価ワクチンを接種していれば補助的追加接種は不要です。

 

#3 B型肝炎ワクチンについて、松本市では任意接種費用の一部補助を行っています。

 B型肝炎ワクチンは3回の接種が必要です。1歳まで(誕生日の前日まで)のお子さんは定期接種の対象となりますが、それ以降は任意接種となります。松本市では1歳過ぎ(誕生日)〜6歳(年長以下)までのお子さんに限り、費用の一部を補助しています。松本市の住民票があり、対象年齢で、接種を希望される方は補助券が必要ですので、松本市健康づくり課あるいは保健センター窓口で申請してください。補助券が発行されると当院窓口で予約することができます。就学前にB型肝炎ワクチンを終了しましょう。遅くても秋までに1回目の接種を開始しないと3回目が3月末までに終了できません(補助が打ち切られます)。

#4 おたふくかぜワクチンについて、松本市では任意接種費用の一部補助を行っています。

 松本市に住民票があり、1歳の誕生日から2歳の誕生日前日までのお子さんが対象です。松本市健康づくり課あるいは保健センター窓口で補助券を申請してください。補助券が発行されると当院窓口で予約することができます。

 

#5 ポリオワクチンについて、5回目の接種が望ましいといわれています。

 ポリオはポリオウイルスによる神経を障害する急性のウイルス感染症です。発症後の治療法がないため予防するしかありません。現在の一般的な接種スケジュールでは、不活化ポリオワクチン(IPV)が含まれている四種混合ワクチンとして生後3か月から1歳半までの間に定期接種として4回実施されています。海外で不活化ポリオワクチンを導入している多くの国ではとポリオウイルスに対する免疫力が弱まるとされる4歳以降に5回目の接種が推奨されています。当院では4-6歳の就学前に不活化ポリオワクチンの接種を勧めています。なお任意接種ですので、有料となります。

 

#6 侵襲性髄膜炎菌ワクチン(任意接種・2歳以上・筋注)を始めました。

 髄膜炎菌による感染症は、発熱、頭痛、嘔吐など風邪に似た症状から始まりますが、病気の進行がとても速いことが特徴です。早期発見、早期治療が必要ですが、いずれも難しく致死率が高く、後遺症も残しやすいといわれています。また、集団生活で流行することが知られています。10代以降で、運動部や寮生活のような集団生活に入る前に接種するのが望ましいため、当院では11〜12歳での接種をおすすめしています。

 (参考)http://www.imd-vaccine.jp/

子どもにワクチン接種
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